電子漫画はスクショできる?電子漫画を読む際の3つの注意点

電子マンガ

「電子漫画をスクショしたい!」
「電子漫画をスクショして大丈夫?」

漫画ファンのそのような要望や疑問にお答えします!

本の電子書籍化が進む今、電子漫画を読む方が増えています。

そのような中、電子漫画をスクショしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、電子漫画がスクショできるかどうかについてや、電子漫画を読む際の注意点について解説します。

《この記事でわかること》
電子漫画はスクショできるか
電子漫画がスクショできる電子漫画サービス
電子漫画を読む際の注意点

電子漫画はスクショが禁止されている場合が多い

注意看板

電子漫画をスクリーンショットして保存しても良いのでしょうか。

実は、多くの電子漫画サービスで電子漫画のスクショは禁止されています。

スクリーンショットをしようとすると、画面が暗くなってしまいスクショができなくなるものや、「これ以上スクリーンショットを試みると退会となります」という警告が出てくるものもあれば、いきなり規約違反で退会となってしまう電子漫画サービスもあります。

それぞれの電子漫画サービスの利用規約を確認することが大切ですが、基本的には電子漫画サービスでスクリーンショットをしない方が無難でしょう。

では、なぜ多くの電子漫画サービスで電子漫画をスクショすることが禁止されているのでしょうか。

スクリーンショットを使えば、電子漫画を画質以外そのままの形で保存できます。

そのため、スクリーンショットされた電子漫画は、SNSや違法アップロードサイトにアップされたり、複製されて違法に配布されたりする可能性があります。

著作権侵害を行い、他者の作品で勝手に儲けようとしている人々が多いため、その予防策としてスクリーンショットは禁止されていると言えるでしょう。

また、スクリーンショットを行ってSNSで投稿を行うと、著作権法に違反するほか、ネタバレにもなってしまいます。

電子漫画のスクリーンショットは、慎重になるべきですね。

スクショできる電子漫画サービスもある

開放的な女性

一方、スクリーンショットができる電子漫画サービスもあります。

例えば、2022年7月時点で、Kindleの電子漫画はスクリーンショットが可能です。

「スクショは違法じゃないの?」

そのように考えている方もご安心ください。

電子漫画のスクリーンショット自体は違法ではありません。

電子漫画サービスで禁止されておらす、かつ、インターネットへのアップロードやコピーを行って配布するなど著作権侵害行為をしなければ、電子漫画のスクリーンショットは自由です。

電子漫画をスクリーンショットする場合は、あくまで規定や法律を守り、作者の気持ちを考えた上で、個人の私的な楽しみとして行うようにしましょう。

電子漫画を読む際の3つの注意点

注意のテープ

電子漫画を読む際には、注意しなければならない点があります。

本章では、電子漫画を読む上での注意点をわかりやすく解説します。

ぜひ電子漫画を読む際のご参考にしてください。

インターネット上にスクショを載せてはいけない

電子漫画を読む際の注意点として、先述しましたが、インターネット上にスクリーンショットを載せてはいけないということがあります。

インターネット上に電子漫画のスクリーンショットを載せるのは、著作権法違反となります。

著作権の侵害については、著作権法上、10年以下の懲役、1,000万円以下の罰金またはその併科という罰則が定められています。

また、著作権者から損害賠償請求をされる可能性もあります。

「インターネット上に漫画のスクショはたくさんあるから問題ないのではないか」

「1ページだけなら良いだろう」

そう考えている方もいるかもしれません。

しかし、電子漫画のスクリーンショットをインターネットにアップしている方は、捕まえようと思えばいつでも捕まえられます。

さらに、そのような方が多いからこそ、多くの電子漫画サービスでスクリーンショットが禁止となり、個人的な楽しみでスクリーンショットをすることすら難しくなっているのです。

個人で楽しめる範囲を狭めないようにするためにも、電子漫画のスクリーンショットをインターネット上にアップロードするのはやめましょう。

海賊版サイトでないか確かめる必要がある

電子漫画を楽しむ際には、利用しようとしている電子漫画サービスが海賊版サイトでないか確かめる必要があります。

海賊版サイトとは、第三者が作者や出版社の許可を取らず、違法で漫画をアップロードしているサイトのことです。

そのようなサイトを利用すると、犯罪者の片棒を担ぐことになってしまいます。

多くの人々が海賊版サイトを使うと、正規の電子漫画サービスで漫画が売れず、作者が利益を得られなくなってしまいます。

そうすると、漫画の筆を折る人々が増え、読みたかった漫画の続編を読むことができなくなってしまうかもしれません。

また、面白い漫画を描く人々が減っていってしまうでしょう。

面白い漫画を描いてくれる作者の方にきちんと収益がいくよう、心がけたいですよね。

さらに、海賊版サイトには、多くの場合ウイルスが仕込まれており、違法アップロードされた漫画を読む人々のデバイスをハッキングしてしまいます。

一見気づかなくても、実は情報を盗み見られている事態に陥っているのです。

電子漫画サービスが海賊版かどうか確認するためには、サイトの運営会社がしっかりとしたところか、正規サービスであることを証明するABJマークを取得しているかをチェックしましょう。

コミックシーモアやRenta!、ebookjapanなど、ABJマークを取得しており、無料漫画を含むたくさんの漫画を読める電子漫画サービスはたくさんあります。

作者の権利を尊重しつつ、安全に電子漫画を楽しみましょう。

アカウントの管理に気を配ろう

電子漫画を楽しむ上で注意すべき点として、アカウントの管理に気を配る必要があるということがあります。

電子漫画は、サービスが続く限りは半永続的に漫画を楽しめますし、紛失の恐れもありません。

しかし、電子漫画サービスは、使っていたアカウントについて忘れてしまったり、うまく情報を引き継げずにいたりすると、購入した漫画を本棚ごと紛失するような事態に陥ってしまいます。

「あの漫画が読みたいけど、どの電子漫画サービスで登録したか忘れてしまった」

「スマホの機種変更をしたらユーザー名やパスワードがわからなくなってしまった」

「スマホのキャリアを変えたため、電子漫画サービスに登録していたメールアドレスに確認メールを送れなくなってしまい、ログインができなくなってしまった」

といったことはよくあるケースです。

複数の電子漫画サービスでそれぞれ初回登録特典やラインナップの特色があるため、多くの人々が、ついたくさんの電子漫画サービスを使いがちです。

そのような中で、どの電子漫画サービスを使っていたか管理して、スマートフォンの機種変更やパソコンの買い替えなどに備えられるようにしましょう。

データをきちんと引き継げば、電子漫画はずっと読めるため、紙の本の埃を払ったり運んだりする労力の何分の一かを使い、電子漫画のアカウント管理をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

本とスマホ

いかがでしたか。

電子漫画は違法アップロードなど、著作権侵害のリスクを下げるため、多くの電子漫画サービスででスクリーンショットが禁止されています。

しかし、Kindleなどではスクリーンショットができ、また、スクリーンショットそのものは法律違反ではありません。

スクリーンショットが禁止されていない電子漫画サービスで、個人利用に留めるかたちでスクリーンショットを行うと良いですね。

また、電子漫画は手軽に読めますが、作者の権利を守り、長く漫画を楽しんでいくために、漫画のインターネットへのアップロードや海賊版サイトの利用はやめましょう。

海賊版サイトを利用せず、正規の電子漫画サービスを利用することは、作者や出版社のみならず、読者を守ることにもつながります。

正規の電子漫画サービスには、多くな無料漫画なども多いため、正規のサービスを用いて安全に電子漫画を読むようにしましょう。

さらに、電子漫画は、電子漫画サービスのアカウントをきちんと管理することで、より便利に読み続けられます。

上記のことを守り、楽しく電子漫画を読んでみてはいかがでしょうか。